京都をあるく
京都のさくら
京都のさくらスポットは多く、また樹齢の長い1本のしだれ桜で大勢が押しかけるスポットになり、それらを含めるとここでは表現しきれないため、代表的な桜スポットのみ桜の木で表現している。詳細は各マップでご覧いただきたい。
個人的には[B]のmap、高瀬川沿いの桜がおすすめ。一之舟入あたりから四条まで桜並木が続いている。同時期にコブシも咲いており、繁華街のオアシス的存在、とても癒される。詳細な地図はないが、山科の毘沙門堂とその手前にある山科疏水沿いの桜もおすすめ。喧騒から離れ、ゆっくりと楽しめる。
京都の紅葉
京都の紅葉スポットもさくら同様異常に多く、ここでは表現しきれないため、詳細は各マップでご覧いただきたい。個人的には[C]のmap、永観堂→哲学の道→真如堂がおすすめ。
この辺りは、寺院だけでなく散策中に目に入る紅葉も素晴らしい。家の生垣になっている真っ赤なドウダン、千両なのか南天なのか道路へ飛び出している赤い実、東山の濃い緑、永観堂のイチョウの黄色と紅葉の赤。真如堂はより濃い赤で、足元にはもみじだけではない様々な赤が散らばってる。是非、足を伸ばして欲しい。
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祇園・清水寺
清水寺、知恩院、高台寺、白川巽橋、花見小路など、どこも見どころで、朝から晩まで人を呼び込む祇園東山エリア。
紅葉の時期などさながらテーマパークで、もはや京都旅玄人にとっては避けるエリアかもしれない。
しかし、じっくり見たい・滞在したいエリアでもある。外から来たブランドホテルも多いが、ここにしかない高級旅館、高級料亭もあり、特別なおもてなし旅が楽しめる。
厳選した店で食事するもよし、宿泊したホテルでの食事もよし、京都を代表する観光地という誇りがある。
京都御所・二条城
丸太町通と四条通に挟まれたエリアは商人の街。老舗が多く創業数百年、という店がごろごろある。せっかくなのでわけもなく行ってみたいが、中が見えづらく、敷居が高く感じる店も多い。ぜひ挑戦してほしい。
京都御所は一般公開されるようになってから随分経つ。松のあつらえも皇居東御苑とは違っているようで、なんだか雅に感じる。
銀閣寺・哲学の道・南禅寺
南禅寺、永観堂、銀閣寺、それぞれ単体で散策するのではなく、ぜひ歩いてほしい。
この東山山麓エリアは、ナチュラルな雰囲気が良く、とても穏やかなエリアだ。小さいカフェも多く歩きやすい。
かつて東山は平安時代の別荘地で、後白河法皇による打倒平家のための密談が行われたり、親鸞の頃には武装し心身ともに乱れた僧がウヨウヨしていたり、金戒光明寺に新撰組が駐屯したり、京都近代化のための琵琶湖疏水が引かれたりと、様々な歴史の舞台となっている。どこを切り取っても歴史好きにはたまらないだろう。
西本願寺・東寺・京都駅
ここでの見どころはやはり東寺と西本願寺だろう。東寺は、五重塔を背景に映える桜と紅葉がよく、立体曼荼羅も見学でき見どころが多い。西本願寺は派手さはないが、広大な敷地に整然と、国宝や重要文化財に指定された建物が配置され見応えがある。またなんといってもその歴史的背景だろう。浄土真宗開祖の親鸞の頃は、まだこの場所に本願寺はなく、現在の大阪城の場所に石山本願寺として存在していた。信長との石山合戦後和歌山へ移された本願寺は、秀吉の頃再び京都へ帰ってくる。その際に建立したのが、西本願寺だ。長年にわたる石山合戦や顕如とその長男教如との確執や、本願寺が東西に分かれた背景を知っておくと、よりおもしろみのある散策になると思う。
嵯峨野・嵐山
嵐山は紅葉の時期、異常に混雑する。交通がパンクしていると言ってもいい。やはりそれだけ見てみたい絵になる景色がここには集まっているのだろう。確かに晴れた日など、色とりどりに紅葉した嵐山や小倉山が美しく、境内の苔の具合もちょうどいい。
もしお年寄りと紅葉の時期に嵐山へ観光へ行くのなら、十分に行き帰りの交通を考えることをおすすめする。バスは席を譲ってもらうどころか満員で乗れるかどうかわからないレベルだ。渋滞でタクシーやレンタカーは進まず駐車場も空いていない。
ただ歩きの場合は、天龍寺から人の波に乗って北へ歩いても、混雑はだいたい常寂光寺、二尊院あたりまでで、そこからあだし野にかけ人は減っていく。足腰に余裕のある人はランチを間に挟みつつゆっくりした散策が可能だ。
北野天満宮・金閣寺・大徳寺
学問の神様菅原道真を祀る北野天満宮、足利義満創建の金閣寺、千利休切腹の原因になった大徳寺三門、様々に歴史があり一度は行くべきと思うが、個人的には今宮神社であぶり餅を食べるのがおすすめだ。
きぬかけの路(金閣寺/龍安寺/仁和寺)
世界遺産が集中しているエリア。京都の中心からはアクセスが若干不便だがバスもあり、紅葉の時期を避ければそれぞれゆっくり拝観できる。
伏見稲荷大社周辺
ものすごい量の鳥居が並び異世界への入り口のような迷路のような、大人でもこの鳥居をくぐるのは、ちょっとワクワクしてしまうだろう。国内外問わずかなり有名なスポットだが、ここ稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社は、五穀豊穣だけでなく、商売繁盛、芸能上達の神が祀られているため、農業はもちろん商売人、伝統芸能含めた芸能人など、多くの人々から信仰され寄進を受けて、これほどの量になっている。せっかくなので、参道でおいなりさんもいただきたいところ。
大原
「きょうと〜お〜はら さん ぜん いん♪」という歌を、今日どれだけの人がわかるだろうか、、。
やはり目玉は三千院。駅からは遠いので、路線バスかタクシーがおすすめ。大原は他のエリアと違い、散策するポイントが多すぎず適量で、かつ圧倒的な田舎だ。目に優しく癒される。日程の中に1日、大原を入れるのも悪くない。
宇治
日本有数の茶所、宇治。平等院鳳凰堂でも有名で、修学旅行の行き先の一つだった人も多いのではないだろうか。
近くには世界遺産宇治上神社、花で有名な三室戸寺、駅は少し離れるが、中国的な特徴を色濃く残す黄檗宗萬福寺(普茶料理でも有名)、日野富子ゆかりの地(法界寺周辺)、秀吉も花見を行った世界遺産醍醐寺、坂本龍馬の常宿であった寺田屋、伏見の酒蔵など、、組み合わせて回ることも可能だ。
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