周辺は田んぼや赤しそ畑、大原をあるく

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大原は初夏がおすすめ
春のさくらと秋の紅葉はもちろん素晴らしいが、大原は初夏〜夏に行くことをおすすめしたい。三千院では苔むしたお地蔵様とあじさいが楽しめるし、周辺を流れる呂川、津川も涼しげな音を出している。ひんやりした木陰でホッと一息、畑を眺めれば、紫色の赤紫蘇がわさわさと風に揺れ、とてもいい風景を作っている。

新緑の頃の大原(写真提供:photolibrary)
波乱万丈の人生、建礼門院徳子隠棲の地 大原
建礼門院徳子(けんれいもんいんとくこ)は、平清盛の娘で高倉天皇の皇后。
平家全盛期に生まれ、父の強大な権力に守られ育った。高倉天皇の中宮(妻)となり男の子を生み、無事に成長した息子は幼くして安徳天皇となった。順風満帆かと思われたが、その後、源頼朝が打倒平家を掲げ立ち上がり、時を同じくして夫である高倉天皇と父は相次いで亡くなった。
平家滅亡となる「壇ノ浦の戦い」では、安徳天皇と母時子と共に入水するが、一人生き残ってしまい京へ戻される。出家後は大原寂光院にて隠棲し、平家一門の菩提を弔いながら終生を過ごしたという。
寂光院の門前手前には、建礼門院の墓に続く石畳の階段がある。波乱万丈の言葉では言い表せない人生を送った建礼門院に、思いを馳せる。

大原寂光院で隠棲生活を送る建礼門院
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