長く天皇が住んでいた場所をあるく
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京都御所
堺町御門から京都御苑に入り、広く取られた砂利道を歩いていくと、正面に御所の正門である建礼門と、塀が見えてくる。塀は築地塀と言われるもので、これが一周ぐるっと御所を囲んでいる。一周はせずとも、ゆっくりと壁に沿って砂利道をあるけば「壁一枚隔てて向こう側は天上界だったのだなぁ」などと、感慨深くなる。
予約しないと見学できなかった京都御所は、2016年から一般公開されるようになった。
建礼門を左折し壁沿いに進むと、清所門がある。ここが御所への出入口。簡単な荷物検査を済ませ中に入ると、見事な松がこれでもかと言うほど植わっている。
南庭に入ることはできないが、紫宸殿や右近の橘・左近の桜はしっかり見ることができ、雅な雰囲気を堪能できる。是非おすすめしたい。
元離宮二条城
二条城は、徳川家が上洛した際の宿泊所とする為、徳川家康によって築城された。
御殿と庭の配置はとてもゆったりとしていて、余裕を持ったデザインだ。
見どころは多く、二の丸御殿の入口である車寄せや、大政奉還が表明された大広間、狩野派による障壁画など、御所とはえらい違いの豪華絢爛さ、派手さを見比べて欲しい。
三条・四条
三条通から四条通にかけては、いわゆる繁華街だ。大通りには百貨店、大型商業施設が並び、細い路地、主に錦市場、新京極、先斗町、木屋町、寺町にも店舗がひしめき合っている。
三条大橋は東海道の終点に当たる為、街道が整備された頃からこの辺りは賑わっていたのだろう、老舗も多い。
三条四条も含めた広範囲、丸太町通・堀川通・四条通・鴨川に囲まれたエリアは、取り上げたい老舗が多く地図に書き切れないのだが、ゆっくりとあるいて見て欲しい。とても贅沢な時間が持てる。
さらに、思わずへぇーと唸るような石碑があちらこちらに立っている。様々な歴史的舞台になっている京都ならではだが、歴史好きにはたまらない。
京都旅行と本
浄土真宗開祖 親鸞の生い立ちから、越後へ左遷されるまでを書いた小説。当時の京都の様子がよくわかる。五木寛之[著]
応仁の乱をわかりやすく解説。呉座 勇一[著]
応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書) [ 呉座勇一 ] 価格:990円 |
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