日本最古の温泉をあるく
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松山のシンボル「道後温泉本館」
道後温泉本館は、初代 道後湯之町町長、伊佐庭如矢(いさにわゆきや)氏が道後温泉の繁栄発展を願い明治27年に建設した。
「100年先も他所が真似できないようなものを作る」をテーマにした本館のデザインは、当時では大変珍しい木造三層楼、内装にはぎやまんガラスを多く取り入れ、ハイカラなものとなった。
当然建設費用も高く、小学校教員の初任給が8円の時代に、総工費は13万5千円。町が破綻しかねない、として建設を反対する声が多く上がり、一時は伊佐庭自身命の危険を感じるほどの抵抗を受けたが、町民と何度も話し合いを重ね、ついに成し遂げる。
伊佐庭はさらに、アクセスの悪い道後温泉に客を引くため道後鉄道株式会社を設立、道後温泉までの鉄道を引いた。これにより安定して客が来るようになり、町の収入も大きく増えたと云われている。
本館完成の翌年に赴任してきた夏目漱石もこの温泉を大変気に入り、よく通ったそうだ。
「道後温泉本館」は次の100年を目指し、2019年から保存修復工事に入っている。令和3年7月15日からは神の湯が工事に入っており、霊の湯のみ営業している。(2022.10.25)
今八
伊佐庭氏は道後公園の整備や、松山城が廃城になるのを阻止するなど、たくさんの偉業を残しています。
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この地図には、道後温泉、道後温泉本館、道後公園、湯築城跡、石手寺、道後温泉駅が含まれています。