徳川家康が特に愛した温泉、熱海。
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このお湯、健康に良さそう!by家康
徳川家康は湯治に訪れた際、熱海七湯の一つ「大湯」を大変気に入ったと言われている。現在の大湯間欠泉は人工的なものだが、当時は地面を揺らすほどの湯を吹き出す自噴泉であった。
申し分のない湯量と泉質を気に入り江戸へ運ばせたのだが、熱海から江戸城まで約15時間で届けたというから交代とは言え体力・脚力に驚く。湯の温度は詰めた時点で約90度あり、江戸に着く頃にはいい湯加減になっていたという。この文化は歴代将軍へ受け継がれることとなった。
新婚旅行の定番だった熱海
江戸時代から湯治場として人気の高かった熱海温泉は、昭和、高度経済成長に入ると社員旅行や新婚旅行の行き先として、一躍有名になった。黙っていても人は来るし金はあるしで、ホテルや旅館が乱立するわけだが、バブル崩壊と共に陰りが出、その後苦労の時代となる。
独特の雰囲気がたのしい
どうも熱海にはマイナスのイメージがあったが、行ってみるとなかなか面白い。町並みは昭和の雰囲気バリバリで、いかにも風俗街のような怪しげな扉が続く通りもある。大正昭和を感じるフォントで作られた看板を掲げる喫茶店、スナック、居酒屋。シャッターがしまっている場所もあるし、廃墟のような建物もあるが、なんというか独特の雰囲気で面白く、賑わっているところはちゃんと賑わっている。様々な歴史を辿ったその雰囲気も観光になっていた。
また近年では、古い建物が取り壊され美しいホテルに生まれ変わるなど、目まぐるしく発展している。街の雰囲気とホテルとでギャップはあるが、今後も楽しみにしたい。
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