手入れされた松と高層ビル街をあるく
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皇居外苑の松並木
皇居外苑では、様々な樹形の松を楽しむことができる。見晴らしの良い広くきれいな敷地に松がたくさん植わり、門やお堀、高層ビル群などと合わさって、とてもいい景観を作っている。新宿御苑や浜離宮、京都御所などで見る、盆栽の様に美しく手入れされた松とはまたちょっと違う松を、ぜひゆっくりと見て欲しい。
皇居東御苑
皇居東御苑の入口は、大手門、北桔橋門(きたはねばしもん)、平川門の3つ。簡単な手荷物検査を受け、入場札を貰って入場する。大手門から入り、道なりに進むとすぐ三の丸尚蔵館が右手に見えてくる。ここは皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類が展示されている所。さらに進むと大手休憩所がある、ここには簡単な売店も併設されており、皇室にまつわるものを購入することができる。
さらに進むと、巨大な石垣とその正面に百人番所がある。ここで道が二股に分かれているのだが、左回りをオススメしたい。実物が無いので、なかなかイメージはしづらいと思うが、左回りに歩くと江戸城本丸の正面玄関から入り、大奥に向かってあるく形になる。
本丸周辺は春、カンヒザクラやマンサク、コブシ、八重桜などが楽しめる。
その後、二の丸庭園へ向かう。二の丸エリアには美しく手入れされた日本庭園や雑木林があり、ツツジやサツキ、アヤメ、藤、ハナショウブ、サルスベリ、カンツバキ、センリョウ、スイセン、蝋梅など四季折々の花を楽しむことができる。
高層ビルの合間をあるく
大手町や丸の内あたりは、高層ビルがいくつも立ち並んでいる。The都会、といった光景だ。
この辺りは食事をする店のほとんどが、丸ビルや新丸ビルのような商業施設を含むビルの中にある。疲れて一休みしたい場合はビルに入るか、仲通りにあるベンチを使おう。
ついでに霞ヶ関の方まで足を伸ばせば、働いている人の雰囲気が微妙に違っていておもしろい。
何度も燃えた江戸
現在は「皇居」と名前を変え、天皇陛下の住む地となり、穏やかで整然とした公園になっている江戸城跡。江戸という町は、度重なる火災にずっと悩まされてきた。現在、江戸城の本丸や二の丸、三の丸が一切残ってい無いのも、火事によって焼失したからである。天守にいたっては、あまりに燃えるため、明暦の大火(1657年)以降再建されていない。
江戸では、1601年から1867年(大政奉還)までの267年間に、49回も大火が起きている(大火以外も含めると約1800回)。「大火」の規模がどれほどかというと、例えば有名な明暦の大火は、北は本郷、南は浜松町、西は半蔵門、東は隅田川、に囲まれた範囲、つまり江戸の町のほぼ半分を燃やすほどの威力だった。
その大火が結構な頻度でおきるのである。
当時、江戸っ子は「火事と喧嘩は江戸の花」と表現していた、とあるが、達観した町民の精神性を表しているというよりは、家が燃えようが生きていくしかなく、悲しくても前に進むしかなかった、現代にも通ずる人々の強い生き方を表しているように思う。
現在、江戸城の遺構はお堀、石垣、櫓(やぐら)、門などを残すのみとなっている。
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