小樽の大繁栄と衰退をあるく
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小樽でやってほしいこと
北のウォール街をあるく
少しだけ小樽の成り立ちを書くと、戦前の小樽は、「石炭」「ロシアや樺太との交易」「ニシン漁」という3つの産業により急速に発展した大都市だった。
のちの内閣総理大臣、黒田清隆が立案した「開拓使10年計画」の決定により北海道全体の開拓がスタートすると、道内最初の鉄道として、1880年に小樽と幌内駅を結ぶ鉄道が開通する。輸送がスムーズになったことで、産業は大繁栄を迎え、それに伴って続々と銀行の支店ができ、小樽は銀行だらけになる。それが北のウォール街だ。
しかしその後、1930年代から1960年代にかけニシンが徐々に取れなくなりニシン産業が衰退する。さらに第二次世界大戦の敗戦によりロシアや樺太との交易を失う。さらに1960年代の石炭から石油へのエネルギー革命により、小樽経済は傾いていく。
1970年代には北海道のほとんどの石炭鉱山が閉山となり、銀行も次々と撤退していった。少し哀愁を感じる町並みをゆっくり散策してほしい。
寿司屋へ行く
小樽は夜も雰囲気があって、なかなかいい。ホテルで食事せずに是非寿司屋へいって欲しい。さらに夜の街を少し散策して欲しい。
すしよし様 一人客にも関わらず丁寧におもてなしいただき、ありがとうございました、ごちそうさまでした。
小樽硝子を見る
小樽ガラスの始まりは、漁業に欠かせない道具「浮き玉」から、だそう。北一硝子は浮き玉や石油ランプの製造で発展し、現在では10店舗以上が小樽に点在している。北一硝子三号館の中には167個の石油ランプだけで明かりをとる喫茶店もあり、おすすめ。
有名な小樽ガラスだが、「これぞ小樽ガラス!」と言う決まった定義はないそうだ。それぞれの工房が個性を生かしながら作っている。堺町通りにはいくつか工房があり、ガラス工芸体験ができる。
北海道旅行と本
鉄道員:北海道の雪深い駅で鉄道員として生きた男のドラマ。高倉健さん主演で映画化され、日本アカデミー賞を独占した。
ゴールデンカムイ:日清・日露戦争直後の北海道でアイヌの少女と金塊を探す話。映画化も決定した大人気漫画。
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